変わりたくない人の心理
― その「変われない」には、ちゃんと理由がある ―
「どうしてあの人は、何度言っても変わろうとしないんだろう」
「このままじゃしんどいのに、なぜ動かないの?」
家族、パートナー、職場の人間関係の中で、
私たちは何度も「変わらない相手」に直面します。
そして同時に、
・理解できない
・距離を取りたくなる
・怒りや諦めを感じる
そんな複雑な気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。
Luanaでは、この「変わりたくない人」を
怠けている人や意志が弱い人としては捉えません。
そこには、必ず心の理由があると考えています。
変わることは、心にとって「危険」な場合がある
私たちはつい、
「変わる=良いこと」
「成長=前向き」
と考えがちです。
けれど心理的には、
変わること=未知の世界に踏み出すことでもあります。
・今までのやり方が通用しなくなる
・人間関係が壊れるかもしれない
・自分が否定されるかもしれない
こうした不安を感じると、心は無意識にブレーキをかけます。
それが「変わりたくない」という反応です。
これは弱さではなく、
自分を守るための防衛反応なのです。
「変わらない」は、実は「必死に守っている」
変わらない人をよく観察すると、
実はとても一貫した行動をしていることがあります。
・同じ愚痴を繰り返す
・不満は言うけれど行動は変えない
・アドバイスを受け取らない
一見すると頑固に見えますが、
心理的には「これ以上傷つかないための選択」をしている場合が多いのです。
過去に、
・挑戦して否定された
・変わろうとして失敗した
・自分らしさを否定された
そんな体験があると、
「変わる=また傷つく」
と心が学習してしまいます。
変わらないことで、バランスを取っている
人はそれぞれ、
心のバランスを保つ方法を持っています。
変わらない人にとっては、
・今のままでいること
・慣れた環境に留まること
・不満を言いながら現状を維持すること
これらが、心を保つための最善策である場合もあります。
周囲から見ると停滞しているようでも、
本人の中では「これ以上壊れないための選択」なのです。
変わりたくない人は、実はとても慎重
変われない人ほど、
実はとても慎重で真面目なことがあります。
・失敗したくない
・人に迷惑をかけたくない
・中途半端な自分を見せたくない
その慎重さが、
「完璧にできないなら、動かないほうがいい」
という思考につながっていることもあります。
この場合、変わらないのではなく、
変わるハードルが高すぎるのです。
「変われない自分」を責めてきた過去
変わりたくない人の中には、
これまで何度も
「変われない自分」を責めてきた人もいます。
・またできなかった
・どうせ自分はダメだ
・期待に応えられない
こうした自己否定が積み重なると、
「もう何も期待しない」
「変わらないほうが楽」
という心の選択に至ります。
これは諦めではなく、
心がこれ以上傷つかないための休息なのです。
周囲ができることは「変えようとしない」こと
変わりたくない人に対して、
周囲が一生懸命アドバイスをしたり、
正論を伝えたりするほど、
相手の心は閉じてしまうことがあります。
なぜなら、
「変わらない=否定される」
と感じてしまうからです。
Luanaが大切にしているのは、
変えようとしない関わりです。
・今は変われなくてもいい
・そのままでも価値がある
・ペースは自分で決めていい
こうした安心感があって初めて、
人は少しずつ心を緩めることができます。
変わりたい気持ちは、安心の中で芽生える
人が変わるとき、
そこには必ず
「安心できる関係」
が存在しています。
・失敗しても見捨てられない
・できなくても否定されない
・弱さを見せても大丈夫
この感覚が育つと、
変わりたくなかった人の中にも、
小さな「やってみようかな」が生まれます。
変化は、
プレッシャーの中ではなく、
受け入れられた先に起こるのです。
実は、自分自身にも当てはまるかもしれない
このブログを読みながら、
「変わらないあの人」の顔を思い浮かべた方もいれば、
ふと
「自分も、変わりたくない部分がある」
と感じた方もいるかもしれません。
それでいいのです。
変われない自分
変わりたくない自分
そこにも、ちゃんと理由があります。
無理に前を向かなくていい。
立ち止まる時期があってもいい。
カウンセリングは「変わらせる場所」ではない
Luanaの心理カウンセリングは、
人を無理に変える場所ではありません。
「なぜ変われないのか」
「何を守ろうとしているのか」
を、やさしく一緒に見つめていく場所です。
変わらなくてもいい。
でも、理解されることで、
心は少し軽くなります。
その軽さが、
結果的に変化につながることもあります。
最後に
変わりたくない人は、
怠けているわけでも、
意欲がないわけでもありません。
それだけ、
たくさん耐えてきた人。
たくさん考えてきた人。
Luanaは、
「変われない今のあなた」
にも、そっと寄り添います。
変わるかどうかは、
あなたの心が決めていいのです。
自分を責めなくても大丈夫、変わり方が変わらないだけかもしれません
変わろうと努力している自分をまずは認めましょう
カウンセリングで一緒に考えていきませんか?
プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二

