今つらいあなたへ
ひとりで耐えてきた心に、そっと寄り添う
プロフェッショナル心理カウンセラー
金崎健二
■ はじめに
今、この文章を開いているあなたは、
「なんとかしたい」
「もうしんどい」
「誰にも言えない」
そんな気持ちのどれか、もしくは全部を抱えたまま、
たどり着いてくれたのだと思います。
まず最初に伝えさせてください。
今ここに来てくれて、ありがとう。
そして、あなたは本当にがんばってきました。
しんどさを抱えたまま生きるのは、とても大変です。
でも多くの人は、その「大変さ」を誰にも言えません。
忙しさに紛れ、
笑顔で隠し、
気づけば自分でも本音を見失う。
Luanaは、そんなあなたが
「やっと自分に戻れる場所」
でありたいと思っています。
このブログは、
“つらさの正体は何なのか”
“どうすれば心が少し軽くなるのか”
“あなたが生きやすくなるために何ができるか”
を、やわらかく丁寧に言葉にしていきます。
どうか深呼吸しながら、ゆっくり読んでください。
■ 1. 「つらさ」はあなたの弱さではない
つらい時、多くの人は自分を責めます。
「もっと頑張れたはず」
「私が悪いんだと思う」
「みんなできているのに、私だけできない」
でもね、心理学でははっきりと分かっていることがあります。
“つらさ” は、あなたが弱いからではない。
“つらさ” は、あなたが真剣に生きてきた証拠です。
人は本当にどうでもいいことには、そもそも悩みません。
つらいのは、
大切にしてきたものがあったから。
守りたかったものがあったから。
信じていた自分がいたから。
それが揺らいだとき、
心は痛むのです。
あなたの痛みは、あなたの大切さの裏返し。
あなたの苦しみは、あなたが人を思える証拠。
だからどうか、
これ以上「自分を責める」という痛みを重ねないでください。
■ 2. 今のつらさは、どこから来ているのか
人の“つらさ”は、大きく分けていくつかのパターンに分類されます。
どれかに当てはまる人もいれば、複数重なっている人もいます。
◎ 2-1. 心が限界を迎えているつらさ
何も悪いことをしていなくても、
人は疲れすぎると心が動かなくなります。
・眠れない
・涙が出る
・気力がわかない
・以前のように笑えない
・とにかく何かが苦しい
これらは“弱さ”ではなく、
心が出しているSOS信号 です。
スマホだって充電が切れれば動きません。
あなたの心は、ずっと頑張りすぎていただけかもしれません。
◎ 2-2. 我慢しすぎてしまうつらさ
日本人には特に多い傾向です。
・言いたいことが言えない
・頼れない
・断れない
・人に迷惑をかけたくない
・「大丈夫」と言ってしまう
優しさがそのままつらさに変わり、
気づけば心が押しつぶされてしまう。
でもその“優しさ”は、あなたの大切な魅力です。
ただ、
「優しさを外に向けすぎて、自分に向ける番が来ている」
というだけのことです。
◎ 2-3. 過去の傷が疼いてしまうつらさ
人は、過去の傷が未処理のまま残っていると、
ちょっとした出来事でも心が揺れます。
・親との関係
・過去の恋愛
・学校でのつらい経験
・心を閉ざすしかなかった日々
頭では「終わったこと」と思っていても、
心はまだ終わっていないことがあります。
これも悪いことではありません。
むしろ、
心がちゃんとあなたを守ろうとしている証拠です。
◎ 2-4. 孤独から来るつらさ
人間が最も苦しくなる感情は「孤独」だと言われています。
・誰にも言えない
・わかってもらえない
・味方がいない
・ひとりで抱えている
孤独は、人の心を静かに蝕みます。
でもあなたが孤独を感じるのは、
“誰かとつながりたい”という健全な心があるからです。
その気持ちは、とても大切です。
■ 3. つらさを軽くするために、今すぐできること
ここからは、心理カウンセリングで実際に多くの人の心を回復させた、
“シンプルだけど効果が高い方法” をお伝えします。
◎ 3-1. まずは「つらい」と認める
一番大事なのはこれです。
「しんどい」
「限界」
「もう無理かもしれない」
その気持ちを認めるだけで、心は大きく緩みます。
つらいと認めることは、負けではありません。
“ここから助けていけるスタートラインに立つこと”
なのです。
◎ 3-2. 深呼吸を3回する
カウンセリングの現場で最も即効性があります。
深呼吸は、
心ではなく “身体から心を落ち着かせる方法” 。
ゆっくり吸って、
ゆっくり吐く。
これだけで副交感神経が働き、
頭の混乱や不安がスッと落ち着きます。
◎ 3-3. 「今日の自分にやさしい言葉」をかける
例えばこんな言葉です。
・よくがんばってるよ
・ここまで来ただけでもすごい
・無理してきたよね
・疲れてたんだよね
・今日だけは休んでいいよ
人は「自分にかける言葉」で人生が変わります。
これはカウンセリングでも非常に重要な手法です。
◎ 3-4. 信頼できる誰かに、ひとことだけでいいから話す
長く話す必要はありません。
ただ、
「ひとりじゃない」という感覚 は、心を強く支えます。
友人でも、家族でも、職場の誰かでもいい。
もちろん、Luanaでも大丈夫です。
■ 4. あなたには「あなたの物語」がある
つらいとき、人は
「なんで私ばっかり」
と感じてしまいます。
でもね、人生には必ず流れがあります。
・しんどい時期
・踏ん張る時期
・傷が癒える時期
・新しく始まる時期
あなたが今いる場所は、
たまたま「しんどい時期」だっただけかもしれません。
でも必ず流れは変わります。
必ず、光は差してきます。
心理学的にも、
人の心は“治ろうとする力”を必ず持っている
ということが分かっています。
あなたの心にも、必ずその力があります。
■ 5. あなたは「助けを求めていい存在」
今まであなたは、誰かのために頑張ってきました。
・家族のため
・子どものため
・仕事のため
・誰かの期待に応えるため
・迷惑をかけたくないから
その結果、
あなた自身が置き去りになっていませんか?
でも、これだけは覚えていてください。
あなたにも「守られる権利」がある。
助けてもらう価値がある。
頼っていい存在なんです。
つらいときに誰かの力を借りるのは恥ではなく、
“人として当たり前のこと”。
Luanaは、
そんなあなたが安心して弱音を出せる場所でいたいと思っています。
■ 6. 最後に――もう一度伝えさせてください
あなたは本当に、よく頑張ってきました。
どれだけ苦しかったか、誰よりあなたが一番わかっていますよね。
涙をこらえた日、
笑顔で乗り切った日、
不安で眠れなかった夜、
誰にも言えなかった思い。
全部、全部、あなたが毎日必死に生きてきた証拠です。
どうか、今日ぐらいは自分を抱きしめてあげてください。
「ここまで来た私、よくやってる」って。
そして、もしつらいときは、
Luanaはいつでも、あなたの心に寄り添います。
あなたの味方でい続けます。
ひとりで抱えなくていい。
あなたは、ひとりじゃありません。

