■1章 「辞めたいなぁ…」って思う朝があるだけで、もう十分がんばってる
朝、起きた瞬間に、
「あぁ、今日も仕事か……」
そう思ってしまう日、ありますよね。
スマホのアラームを止めたまま、しばらく天井を見つめて動けない。
布団のぬくもりだけが、唯一の味方みたいに感じる。
そんな朝が続くと、ふと心の中でつぶやきが生まれます。
「もう辞めたいなぁ……」
その言葉が浮かぶだけで、自分を責めてしまう人が多いですが、
どうか、まずはこう言ってあげてください。
「そっか、しんどかったんやね」
辞めたいと感じるのは、弱さじゃなくて、
あなたの心が「ちょっと休ませて」と言っているだけのこと。
責める必要なんて、まったくありません。
■2章 心が疲れたとき、人は“辞めたい”を選ぶ
辞めたいと思う理由は、実はとてもやさしいものです。
●人間関係がしんどい
言い方がきつい上司。
合わない同僚。
気遣いばかりで疲れてしまう空気。
その中で毎日がんばっているだけで、そりゃしんどいです。
●仕事量が多すぎる
「いつ休むの?」
と言いたくなるくらい、仕事が山積み。
休みの日も気が抜けなくて、心が休まらない。
●認められない
頑張っているのに、誰も見てくれていない気がする。
「自分って、意味あるんかな…」
そんな気持ちにもなってしまいますよね。
●そもそも自分に合っていない
働き方が自分らしくない。
なんとなくしんどい。
なんとなく合わない。
理由が“なんとなく”でも、それは立派な理由です。
■3章 辞めるかどうかは、急がなくていい
辞めたいと思った時、多くの人が焦り始めます。
・すぐに結論を出さなきゃ
・辞めたらどうしよう
・生活は?キャリアは?親はなんて言う?
でも、焦れば焦るほど、心が締め付けられて苦しくなります。
だから、まずは“決めること”よりも
**“休むこと・立ち止まること”**のほうが大事。
お茶を淹れて、深呼吸して、
「あぁ、私は今こんな気持ちなんだなぁ」と眺めてみるだけでも、
心は少し落ち着きます。
■4章 ほんとうは何がしんどかったのかな?
辞めたい気持ちの奥には、もっと優しい理由が隠れています。
●誰にも迷惑をかけたくない
だから、無理して頑張り続けてしまう。
●断れない
頼まれると“やらない選択”ができない。
●怒られるのが怖い
過去の経験が、今の人間関係に重なってしまうことも。
●がんばりすぎてしまうクセ
「ここまでしなくていいのに」
と周りが言うくらいに、頑張ってしまう人も多いです。
辞めたいあなたは、
“怠け者”ではなく、
むしろ“優しすぎる・頑張りすぎる人”のほうが多いです。
■5章 辞めたいときに、やってほしくない3つのこと
これは、あなたを守るための大事なポイントです。
① 自分を責めない
これは絶対。
責めるほど心が弱っていきます。
② 一人で抱え込まない
しんどいときは、話すだけでラクになります。
信頼できる人がいないなら、Luanaを頼ってください。
③ 無理して働き続けない
限界を超えたら、心は簡単に折れてしまいます。
休むことは悪いことではありません。
■6章 辞める?辞めない?その答えは“心”が知っている
辞めるかどうかの答えは、頭で考え込んだ時よりも、
心がやわらかい時にふっと見えてきます。
・辞めたらホッとする
・続けることを想像したら胸が苦しい
・環境を変えたほうが私らしくいられそう
そんな直感は、あなたの心が出しているメッセージ。
逆に、
・もう少しだけ頑張れるかも
・別の部署なら続けられそう
・働き方を変えたいだけかも
というニュアンスが出てくることもあります。
どちらでもいいんです。
“あなたがラクになること”が正解です。
■7章 辞めた後の未来は、意外とこわくない
辞めたら人生が終わるような気がしてしまうけれど、
実際に辞めた方の話を聞くと、ほとんどの人がこう言います。
「もっと早く辞めればよかった」
「心が軽くなった」
「自分を取り戻せた」
「よく眠れるようになった」
辞めるって、逃げじゃない。
自分を大切にする、ひとつの方法なんです。
■8章 辞めない選択も、ちゃんと“あなたの選択”
辞めないことが悪いわけでもありません。
・お金の準備をしてから辞めたい
・異動で環境が変わる
・働き方を工夫できそう
・家族のことがある
そんな現実的な理由があってもいい。
大事なのはただひとつ。
「自分で決めた」と思えるかどうか。
他人の言葉でも“怖さ”に押されてもなく、
あなた自身が選んだなら、それは立派な人生の一歩です。
■9章 今日からできる心の回復レシピ
かんたんで、すぐできる小さな習慣を紹介します。
-
あったかいお茶を一杯飲む
-
深呼吸を3回する
-
空を見上げる
-
できたことを1つ書く
-
スマホをいったん置く
-
しんどい時は横になる
-
信頼できる誰かにひとこと話す
-
「辞めてもいいんだよ」と自分に許可を出す
どれか1つで十分。
あなたの心に、そっとやさしさを戻してあげてください。
■10章 最後に――あなたは“辞めたい”と言っていい
仕事より、人生のほうが大事。
会社より、あなたの心のほうがずっと大切です。
「辞めたい」と思ったあなたは、
ずっと、ずっと頑張ってきました。
泣きたくなる日もあった。
踏ん張った日もあった。
つらいのに笑った日もあった。
どうか、自分を責めずにいてください。
どうか、ひとりで耐え続けないでください。
Luanaは、
あなたが「辞めたい」と言った時も、
「あ、もうちょっと頑張ってみようかな」と言った時も、
どちらも否定しません。
あなたの心が軽くなる道を、
一緒に見つけていく場所でありたい。
今日ここまで読んでくれたあなたは、
もうすでに一歩、前に進んでいます。
あなたが、あなたの人生を
やさしく歩けますように。
Luanaでは、毎日生きづらさを抱える方のカウンセリングを行っております。
話をするだけで、気持ちが軽くなることがあります。
一緒に考えていきましょう
心理カウンセリングサロンLuana
代表 金崎健二

