🌺【Luana公式ブログ】クライエントを信じるということ
― 心理カウンセリングサロンLuanaが大切にしている姿勢 ―
心理カウンセリングサロンLuanaが大切にしている「クライエントを信じる」という姿勢。
ただ助けるのではなく、相手の力を信じることが癒しと変化を生む。
“信じて待つ”というLuana流のカウンセリング哲学を、心理カウンセラー金崎が丁寧に解説。
◆ クライエントを信じるということ
私たち「心理カウンセリングサロンLuana」が、
カウンセリングの中で最も大切にしているもの。
それは「クライエントを信じる」という姿勢です。
一見すると、あたりまえのように聞こえるこの言葉。
けれど、実際のカウンセリングの現場では、
「信じる」という行為ほど難しく、そして深いものはありません。
◆ 「信じる」とは、評価しないこと
カウンセラーがクライエントを信じるというのは、
「この人は必ず良くなる」「きっと立ち直れる」と
一方的にポジティブに思い込むことではありません。
むしろ、それとは逆です。
信じるとは、「ありのままを受け入れる」ということ。
クライエントの言葉、感情、沈黙、涙――
そのすべてに価値があると信じ、
そこに“正しい・間違い”という評価を持ち込まないことです。
Luanaのカウンセリングでは、
「なぜそんなふうに思ったの?」と問い詰めるのではなく、
「そう思ったんですね」と、まずは受け止めます。
なぜなら、クライエント自身の中にこそ答えがあるからです。
◆ カウンセラーの“信じる力”が、回復の土台になる
カウンセリングの中で起こる変化の多くは、
クライエントの中に眠っている“自己回復力”によるものです。
それを信じて待つこと。
焦らず、急がず、寄り添いながら見守ること。
Luanaのカウンセラーたちは、
この「信じて待つ」ことを何よりも大切にしています。
クライエントが今どんなに迷っていても、
どんなに自己否定の中にいても、
その奥には“生きようとする力”が必ずある。
私たちはそれを信じています。
カウンセリングとは、
その力を再び思い出すためのプロセスでもあります。
◆ 「変わらなければならない」と思いすぎない
多くの人がカウンセリングに訪れるとき、
「変わらなければ」「前向きにならなければ」と
自分を追い詰めています。
しかしLuanaでは、
「変わらなくてもいい」とまず伝えます。
なぜなら、“変わらなければ”というプレッシャーが、
かえってクライエントの心を硬くしてしまうからです。
カウンセリングの中で人が本当に変化するのは、
「このままでも大丈夫」と受け入れられたときです。
カウンセラーがクライエントを信じることは、
「あなたにはそのままで価値がある」というメッセージでもあります。
◆ 「信じる」と「助ける」は違う
心理カウンセラーが陥りやすい落とし穴に、
“助けようとしすぎる”ことがあります。
もちろん、クライエントが困っているときに
何かしてあげたい、支えたいという気持ちは自然なもの。
しかし、「助ける」と「信じる」は、まったく違う行為です。
助けることは、“こちらが力を使うこと”。
信じることは、“相手の力を信じること”。
Luanaでは、クライエントを“助ける対象”ではなく、
“自分の力で歩んでいける存在”として尊重します。
だからこそ、
「あなたはどう感じていますか?」
「今、どうしたいと思っていますか?」
という問いを大切にします。
カウンセラーが一歩引き、クライエントを信じて見守ることで、
人は自らの力を取り戻していくのです。
◆ 信じるという勇気
クライエントを信じることは、
カウンセラーにとっても勇気のいる行為です。
「この人は大丈夫」と信じながらも、
その背後には“本当にそうだろうか”という不安もあります。
それでもなお、信じる。
信じるとは、相手に賭けるということ。
そして、それは“人間を信じる”という、
カウンセラー自身の生き方でもあります。
Luanaのカウンセリングは、
その勇気をもって「信じる」ことを選びます。
◆ クライエントが自分を信じられるように
不思議なことに、
カウンセラーがクライエントを信じるほど、
クライエント自身も自分を信じられるようになります。
「この人は私を信じてくれている」
――その安心感が、
少しずつ自己信頼の芽を育てていきます。
Luanaのカウンセリングルームで起こる変化の多くは、
この“信頼の循環”から生まれています。
カウンセラーがクライエントを信じ、
クライエントが自分を信じ、
やがてクライエントが誰かを信じるようになる。
その連鎖が、心を癒す最大の力となるのです。
◆ Luanaという名前に込めた想い
「Luana(ルアナ)」という言葉には、
ハワイ語で「安心・くつろぎ・満たされた時間」という意味があります。
私たちの願いは、
クライエントが自分自身を信じ、
心から安心できる場所を見つけてほしいということ。
だからこそ、Luanaのカウンセリングでは、
テクニックよりも“信頼関係”を大切にします。
言葉の裏にある想いを聴き、
沈黙の中にある痛みを感じ取り、
そして、そこに“あなたがいること”を信じる。
それがLuanaのカウンセリングの原点です。
◆ 結びに:信じることは、共に歩むこと
クライエントを信じるとは、
「あなたが必ず幸せになれる」と保証することではありません。
そうではなく、
「あなたと共に歩む」という約束をすることです。
人生には、どうしても避けられない苦しみや悲しみがあります。
けれど、それを一人で背負う必要はありません。
Luanaは、信じながら共に歩む場所。
あなたが自分自身を信じられるようになるまで、
静かに寄り添い続けます。
心理カウンセリングサロンLuana
あなたの“信じる力”を取り戻す場所。
どんな小さな悩みも、どうぞそのままの言葉で話してください。
私たちは、あなたの中にある力を信じています。

