🌺【Luanaブログ】TKN心理サロン×石垣島クラブメッド
~空と海、心がひとつになるゲシュタルト研修リトリート~
はじめに:「感じる学び」を、島で。
大阪を拠点に心理カウンセラー養成を続けるTKN心理サロン。
その中核となる“体験の学び”を、今年は特別な地・石垣島クラブメッドで開催します。
テーマは、
「今ここに生きる」――ゲシュタルト体験リトリート。
そして今回のプログラムには、クラブメッドならではの空中ブランコ体験が組み込まれました。
身体と心の“解放”を象徴するこの体験が、ゲシュタルトの世界とどんな化学反応を起こすのか。
Luanaブログでは、心理的視点からその魅力をたっぷりとお伝えします。
ゲシュタルトとは:「今ここ」を生きる心理学
ゲシュタルトとは、ドイツ語で「全体」や「形」を意味する言葉。
人間を「心・身体・感情・環境すべてが一体となった存在」として捉え、
“いま、この瞬間”に起こっている自分の体験に気づくことを目的とする心理療法です。
私たちはつい、過去を悔やみ、未来を心配しながら生きがちです。
けれど、ゲシュタルト療法が教えてくれるのは、
「人は“今ここ”を生きることで、はじめて本当の自分と出会える」ということ。
TKN心理サロンの学び
TKN心理サロンでは、アドラー心理学・ゲシュタルト療法・トランスパーソナル心理学などを体系的に学び、
“理論ではなく、体験から心を知る”ことを大切にしています。
その中でも、ゲシュタルト研修は**「自分自身を知るための旅」**。
カウンセラーを目指す方にとっても、人生を見つめ直したい方にとっても、
心を解きほぐす貴重な時間となります。
石垣島クラブメッドという舞台
石垣島・川平(カビラ)にあるクラブメッドは、
世界中の人々が訪れる“自然と調和するリゾート”。
白い砂浜、エメラルドの海、潮風、星空。
そのすべてが“今ここ”を生きるためのサポートとなります。
TKN心理サロンがこの場所を選んだ理由は明確です。
「自然こそ、最も純粋なセラピストだから。」
Day 1:静けさとともに始まる「今ここ」
石垣空港から約30分。
海風に包まれながらクラブメッドへ。
最初のプログラムは、夕陽を前にした「センタリング・ワーク」。
地面に素足をつけ、呼吸に意識を向け、
“いま、自分がここにいる”感覚を取り戻します。
「あなたはいま、何を感じていますか?」
「その感覚にただ気づいてみましょう。」
最初はぎこちなくても、潮の香りや風の音に身を委ねていくうちに、
心の緊張がほどけ、自然と調和していきます。
Day 2:ゲシュタルト体験と空中ブランコ
🌿 午前:ゲシュタルトワークセッション
朝の静けさの中で、ガイダンスが始まります。
テーマは「気づきと未完了の完結」。
参加者は二つの椅子を向かい合わせに置き、
「怒りを感じる自分」と「我慢してきた自分」を対話させるワーク(ツーチェア・テクニック)を行います。
「なぜ私は、あのとき言えなかったのだろう。」
「でも、いまなら言える気がする。」
涙が流れ、言葉にならない感情が溢れていく。
それが、ゲシュタルトの“気づき”の瞬間です。
🎪 午後:空中ブランコ体験 ―「手放す勇気」のワーク
午後は、クラブメッド名物・**空中ブランコ(Trapeze)**へ。
多くの人が最初に口にするのは、「怖い!」という言葉。
でもその恐れこそ、私たちが普段感じている“心のブレーキ”そのものです。
空中ブランコでは、
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高さに対する恐怖
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手を放す瞬間の不安
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落ちたらどうしようという抵抗
これらが、まさにゲシュタルトで扱う「未完了の感情」の象徴になります。
「恐れを感じている自分を、ただ見つめてみよう。」
「そして、手を放す瞬間、自分を信じてみよう。」
勢いよく飛び出し、風を切りながら宙を舞う。
その瞬間、頭の中の思考は止まり、“今ここ”だけが存在します。
手放した瞬間に感じるのは、“自由”。
誰かのためではなく、自分のために飛ぶ――。
その体験は、まさに“生きること”そのものです。
心理的意味:空中ブランコは「自己信頼のメタファー」
空中ブランコ体験は、ゲシュタルト的に見ると「自己信頼」のワーク。
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足場を離れる=過去を手放す勇気
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空を飛ぶ=未知への一歩
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受け止められる=世界を信じる体験
人は、自分を信じられるときに初めて“他者を信じる”ことができます。
空中ブランコは、身体を通してその感覚を体験的に学ばせてくれるのです。
Day 3:気づきの統合とシェアリング
最終日は、参加者全員で体験を言葉にして分かち合います。
泣き笑いの中に、それぞれの“再生の物語”が生まれます。
「怖かったけれど、手を放した瞬間、涙が出ました。」
「私はずっと、何かを掴みすぎていたんだと気づきました。」
「自然の中で自分と出会えたことが、宝物です。」
TKN心理サロンが重視するのは、“体験を言葉にすること”。
話すことで、体験が意識に統合され、自分の中に根づいていきます。
体験者の声
🌺「ブランコの上で“もう大丈夫”と心から思えました。」
🌺「波と風が、心を癒してくれるのを感じました。」
🌺「理屈ではなく、“生きる感覚”を取り戻しました。」
🌺「自分を信じることが、こんなに自由だなんて。」
カウンセラー養成としての意味
この研修は、単なる癒しの旅ではありません。
**「カウンセラー自身が、自分の心と向き合う学び」**の場でもあります。
クライエントに寄り添うためには、
まず“自分の心の揺れ”を理解し、受け止める力が必要です。
ゲシュタルト研修+空中ブランコ体験は、まさに「理論と体験の統合」。
体を通して「気づく」ことが、カウンセリングの原点となります。
“今ここ”を生きるということ
ゲシュタルトの本質は、「過去を癒す」ことではなく、「いまを生きること」。
空中ブランコで手を放した瞬間、私たちは“コントロールを手放す”体験をします。
その瞬間、
「私は大丈夫。」
「この瞬間を信じていい。」
そう感じられたとき、心の中に小さな自由が生まれます。
その自由こそが、“今ここ”を生きる力なのです。