【心理カウンセラーが語る】職場のメンタルケアの大切さとは?
こんにちは、プロフェッショナル心理カウンセラーの金崎です。
今日は「職場のメンタルケア」についてお話ししたいと思います。
■ 働く人の「こころ」が疲れている
現代の職場では、目まぐるしい変化や業務量の増加、人間関係のストレスなど、心の負担が大きくなっています。
「朝起きるのがつらい」「仕事のことを考えると眠れない」
そんな声を、カウンセリングの現場でもよく耳にします。
こうした状態を放っておくと、やがて心身の不調やうつ病などにつながることもあります。
■ メンタルケアは「特別な人のため」ではありません
「うつ病の人だけが受けるもの」
「弱い人がカウンセリングに行くもの」
そんなイメージを持たれている方も少なくありません。ですが実際は、誰にでも心が疲れる時期はあるのです。
メンタルケアは、風邪を引いたら病院に行くように、こころの調子を整えるための“当たり前のケア”として捉えていいものです。
■ 組織としての取り組みが重要
個人の努力だけでは限界があります。
だからこそ、企業や組織が **「安心して話せる場」や「相談できる仕組み」**を整えることがとても大切です。
たとえば:
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定期的なストレスチェック
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社内の相談窓口の整備
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社外のカウンセラーとの連携
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心の健康について話し合える風土づくり
これらは、従業員の「こころの安全性」を支える大きな柱となります。
■ カウンセリングは“話すだけ”で効果があります
「何を話せばいいかわからない」
「深刻じゃないから相談しにくい」
そんな方も多いですが、カウンセリングの目的は「話すことで、自分の気持ちを整理すること」。
私たちカウンセラーは、ジャッジせず、丁寧に耳を傾け、気づきを促すお手伝いをしています。
ちょっとしたモヤモヤでも大丈夫。
誰かに話すことで、少しずつこころが軽くなる感覚を、ぜひ体験してほしいです。
■ エゴグラムで「自分の心のクセ」を知る
私たちがメンタルケアの入り口としておすすめしているのが「エゴグラム」という性格診断です。
エゴグラムは、アメリカの精神科医エリック・バーンの交流分析(TA)をもとにした心理テストで、人の心を5つの領域に分けて自己傾向を視覚化します。
その5つとは:
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CP(厳格な親):ルールや道徳を重視する自分
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NP(優しい親):思いやりや面倒見の良さ
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A(大人):論理的で冷静な自分
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FC(自由な子ども):感情豊かで自由な自分
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AC(順応する子ども):まわりに合わせて頑張る自分
この5つのバランスを見ていくことで、
「自分は何にストレスを感じやすいのか?」
「職場での自分の振る舞い方にどんな傾向があるのか?」
を知る手がかりになります。
たとえば:
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ACが高すぎると… 無理して人に合わせて疲れやすい傾向が
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CPが強すぎると… 他人や自分を厳しく責めてしまいやすい
このように、エゴグラムは自分の“心のクセ”を客観的に知るツールとしてとても有効です。
会社やチーム単位で実施すれば、組織全体のコミュニケーション改善にもつながります。
【まとめ】
職場のメンタルケアは、「問題が起きてから」ではなく、「日常的な予防」こそが大切です。
その一歩として、エゴグラムのようなツールを使って自分自身を知ることも、立派なケアのひとつ。
従業員一人ひとりが安心して働ける環境を、私たち心理カウンセラーも一緒につくっていきたいと願っています。
どうぞ、心が疲れたときは、一人で抱えずに声をかけてくださいね。
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